新人研修の定番スピーチ「3人のレンガ職人」
旅人が、同じようにレンガを積む3人の職人に「何をしているのか」と聞いたところ、
それぞれが異なる目的を答え、仕事に取り組む姿勢を考えさせるという教訓話。
新人研修の定番スピーチやここ最近では中学・高校生の授業中でも紹介されている。
弊社へも企業の人事部や教育関係者から問い合わせをよく頂きます。
「3人のレンガ職人」のストーリーとは、おおよそ次のような内容だ。
旅人が、建築現場でレンガを積んでいる職人に「何をしているのか」と聞く。
1人目 <見れば分かるだろう。仕方なくレンガを積んでいる>
2人目 <家族を養うために、レンガ積みの仕事をしている>
3人目 <歴史に残る大聖堂をつくっている>
1人目は単純作業として、
2人目は生活のため、
3人目は、後世の人々の心のよりどころとなる大聖堂を建てようとレンガを積む。
同じ作業をしていても、
何を目的とするかによって、感じ方は違ってくる。
同じ働くなら、夢を持って働く「3人目の職人」でありたいとの訓話だ。
「仕事とは何か」を考えてもらうためのエピソードとして、
新入社員研修や仕事始めのあいさつで使われることが多いようだ。
厚生労働省が昨年10月に公表した高校、短大、大学の新規学卒就職者(2018年3月卒)の3年以内離職率が3割を超えた。
仕事へのモチベーション維持が課題となっていることがうかがえる。